2025/02/21
ぶどう(ナイアガラ)・フリーラン果汁・酵母に拘った、芳醇な香りと上品な甘さが織りなす至高の一杯
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「フリーランブラン・ナイアガラ」当ワイナリー創業間もなくから拘って作り続けている「ロングセラー」アイテム、贅沢にもフリーラン果汁100%にすることで、果皮や種からの雑味を抑えフレッシュ・フルーティーなぶどう本来のピュアな味わいが際立つワインですが、その分、生産本数が限定され「ソールドアウト」が最近まで続いておりました。
やや甘口白ワインになりますので、果物やスイーツと相性抜群ですが、今回はマリアージュとして和洋中のメニューにも果敢にチャレンジしております、ページにてご紹介しております。
本年度2月に入り販売準備が整いました。この機会に是非お試しくださいませ。
《生育環境:土壌》 ~大地の恵みが生み出す至高のぶどう~
◆冷涼な気候と火山灰土壌が育む、芳醇なナイアガラ◆
秋田県小坂町・鴇(ときと)地区は、標高約300mの冷涼な気候と、水はけの良い火山灰土壌に恵まれた土地。十和田湖の大噴火によって生まれたこの土壌は、ミネラル分を豊富に含み、ぶどうの生育に理想的な環境を提供します。
この地では、日本式の棚仕立てを採用。風通しを良くし、病害リスクを軽減するだけでなく、ぶどうの葉が最大限に日光を浴びることで、糖度の高い果実を育てる工夫が施されています。冷涼な気候の中でも完熟へと導かれるぶどうは、奥深い味わいのワインへと昇華します。
また、この地域特有の寒暖差が、ぶどうの甘みと酸味のバランスを絶妙に仕上げます。昼夜の寒暖差が大きいことで、ぶどうはゆっくりと成熟し、味わいに奥行きが生まれ、フルーティーで芳醇な香りを醸し出すのです。
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《原料:ぶどう》 ~ナイアガラの魅力を極限まで引き出す贅沢な果汁~
◆フリーラン果汁100%~ピュアでエレガントな味わい~◆
「フリーランブラン・ナイアガラ」には、秋田県横手市・小坂町産の「ナイアガラ」を100%使用。このぶどうは1872年にアメリカで生まれ、日本へは1893年に導入されました。
果皮は緑~黄緑色で、糖度が高く、マスカットのような芳醇な香りが魅力。特に本ワインでは、圧力をかけず自然に流れ出るフリーラン果汁のみを贅沢に使用。この製法によって、不純物が少なく、ぶどう本来のピュアでフレッシュな味わいが際立ちます。
さらに、果実のもつ天然の甘みがしっかりと感じられ、酸味との絶妙なバランスが特徴です。口に含んだ瞬間に広がる芳香と、なめらかな舌触りが、飲む人の心を惹きつけます。
ナイアガラのフリーラン果汁は、ワイン造りにおいて特に貴重な存在であり、果実の瑞々しさやナチュラルな甘みを最大限に表現します。そのため、どの工程でも雑味を排除し、極上の口当たりを追求しています
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《醸造:特徴》 ~極限までこだわり抜いた発酵技術~
◆シャンパン酵母で引き出す、フレッシュでエレガントな余韻◆
フリーラン果汁は、ワイン造りの中でも特に贅沢な工程として知られています。本ワインでは、ぶどうを圧搾せず、自然に滴り落ちるフリーラン果汁のみを使用。この製法により、果皮や種からの雑味を抑え、ぶどう本来のピュアな味わいが際立ちます
フリーランブランナイアガラの醸造には、シャンパン酵母を使用。この酵母を採用することで、発酵管理の難易度は上がるものの、徹底した温度管理のもとでじっくりと低温発酵を行い、ぶどうの持つ華やかな香りとフレッシュな味わいを最大限に引き出しています。
シャンパン酵母特有の繊細な発酵プロセスが、ワインに上品で軽やかな口当たりをもたらし、心地よい余韻を演出。フルーティーなアロマと、ほんのりとした甘さが絶妙なバランスを生み出し、飲む人を魅了します。
また、低温発酵により、果実由来の爽やかさをそのまま閉じ込めることが可能となり、ワインに繊細なニュアンスと奥深いコクを与えます。そのため、一口ごとに広がる味わいの変化が楽しめるのも魅力のひとつです。
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「フリーランブラン・ナイアガラ」との至福のマリアージュ、果実味と華やかさが織りなす絶妙なペアリング
◆ワインの特性が生む万能な相性、甘口ワインだからこそ広がるマリアージュの可能性◆
|「フリーランブラン・ナイアガラ」は、甘口ながらフレッシュな酸味があるため、さまざまな料理と組み合わせることができます。甘口ワイン=デザート向けという固定観念を超え、「和・洋・中」を問わず食事と楽しめる万能な一本です
◆和食とのマリアージュ ~繊細な旨味との調和~◆
|相性の良い料理例
・天ぷら(海老・かぼちゃ・さつまいも)
・銀だらの西京焼き
・寿司(ホタテ・サーモン・いくら)
・だし巻き卵
和食は出汁や発酵食品を活かした料理が多く、繊細な旨味とほのかな甘みが特徴です。フリーランブラン・ナイアガラのフレッシュな果実味とほどよい酸味は、和食の優しい味わいを引き立てます。
例えば、「天ぷら」の軽やかな衣の香ばしさや、「銀だらの西京焼き」の甘じょっぱい味わいとワインのほのかな甘みが絶妙にマッチ。「寿司」では、ホタテやサーモンの甘みとワインのフルーティーなニュアンスが共鳴し、口の中で優雅なハーモニーを生み出します。
また、「だし巻き卵」のふんわりとした甘みとワインのフレッシュな酸味が対照的に働き、お互いを引き立てる組み合わせになります。
◆和食:銀ダラの西京焼き(マリアージュ例)
理由: 「フリーランブラン・ナイアガラのフルーティーな甘みと爽やかな酸味が、西京味噌のコクと甘みを引き立て、脂の乗った銀ダラを軽やかにまとめます。シャンパン酵母由来のすっきりとした余韻が、味噌の風味を邪魔せず心地よいマリアージュを生み出します。
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◆洋食とのマリアージュ ~クリーミーさと果実味の相乗効果~◆
|相性の良い料理例
・カマンベールやブリーなどの白カビチーズ
・ローストチキンとハーブソース
・サーモンのクリームパスタ
・シーフードグラタン
洋食では、クリーミーな料理やハーブを効かせたメニューと好相性。「フリーランブラン・ナイアガラ」のフルーティーな酸味は、クリームソースのこってり感を爽やかに流し、バランスを整えます。
特に、サーモンのクリームパスタやシーフードグラタンでは、魚介の甘みとワインの芳醇な香りが互いに高め合い、より豊かな味わいに。さらに、白カビチーズのミルキーなコクと、ワインのほのかな甘さが絶妙に絡み合い、上品なマリアージュを楽しめます。
◆洋食:ゴルゴンゾーラのリゾット(マリアージュ例)
理由: ナイアガラの華やかなアロマとほんのりとした甘みが、ゴルゴンゾーラの塩味とコクを優しく包み込み、ワインのフルーティーさが引き立ちます。低温発酵によるキレのある酸味が、リゾットのクリーミーさをさっぱりとまとめる役割を果たし、後味のバランスが絶妙になります。
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◆中華料理とのマリアージュ ~甘みと酸味のバランスで引き立つ魅力~◆
|相性の良い料理例
・エビチリ
・酢豚
・油淋鶏(ユーリンチー)
・杏仁豆腐
中華料理は、甘みや酸味、辛味が複雑に絡み合う特徴があります。「フリーランブラン・ナイアガラ」の甘みと酸味のバランスが、中華料理の豊かな味わいと見事に調和します。
例えば、エビチリのピリ辛感をワインの甘みがやわらげ、口当たりをまろやかにします。また、酢豚の甘酸っぱいタレが、ワインのフルーティーな風味と絶妙にマッチし、心地よい余韻を残します。
さらに、油淋鶏のジューシーな肉汁やカリッとした衣の香ばしさとも好相性。最後のデザートに杏仁豆腐を添えれば、ワインと共に爽やかな締めくくりが楽しめます。
◆中華:よだれ鶏(マリアージュ例)
理由: 「フリーランブラン・ナイアガラ」のフレッシュな酸味とフルーティーな甘みが、よだれ鶏の「ピリ辛でコクのあるゴマダレ」と絶妙にマッチします。シャンパン酵母由来の爽やかさが、ラー油や花椒の辛さを和らげつつ、鶏肉のジューシーさを引き立てます。
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