2025/03/10
ワイナリーの日々の活動報告 「小坂七滝醸造所手記」

小坂七滝醸造所手記【活動報告】new viersion2024
本日は朝から暖かい春の日差しが差込む気持ちのいい陽気になりました。雪深いあきたに春を告げる「秋田美桜ワイン」も3月1日より「解禁」され、お待ち頂いたお客様へご予約順に出荷されており、ワイナリーは慌ただしく配送作業に追われております。
本日は当ワイナリーのテースティングをご担当頂いているシニアソムリエの小西先生をワイナリーテースティングルームにお招きし、この後の出荷を控えている「小公子」、「岩木山葡萄」、「セイベル9110」、「ヤマソ―ビニオン」などのテースティングを行なって頂きました、小坂七滝ワイナリーでは毎回小西先生のチェックを経て製品化にはいります。小西先生は、一点一点のワインの状態に関してメモをとり、製品の状態を確認されています。今後どのような対応が必要か?細かくご指示を頂きます。厳しいチェックを経てワイナリーの各アイテムは出荷されていきます。
ワイナリー手記 2025年3月10日
本日は当ワイナリーのテースティングをご担当頂いているシニアソムリエの小西先生をワイナリーテースティングルームにお招きし、この後の出荷を控えている「小公子」、「岩木山葡萄」、「セイベル9110」、「ヤマソ―ビニオン」などもテースティングも行なって頂きました、小坂七滝ワイナリーでは毎回小西先生のチェックを経て製品化にはいります。
テーブルの上に並べられたワイングラスと計量カップ。深紅のワインが注がれたビーカーの隣には、メモ用紙とペンが置かれ、慎重なテイスティングが進められています。小西先生は落ち着いた様子で、ワインを手に取り、グラスの縁を傾けながら色調を確かめている。透明感のあるルビー色か、それとも熟成を重ねたガーネットの輝きか。光に透かしながら、ワインの個性を見極めています。
次に、グラスを静かに回し、ワインを揺らす。その動きに合わせて、芳醇な香りが立ちのぼります。メモ用紙にペンを走らせながら、香りの変化を慎重に書き留めていく。ひとつひとつの香りを確かめるように、時折目を閉じながら思考を巡らせている。
どんな食事と合わせるべきか、どのタイミングで提供すると最も魅力的か──ワインと向き合いながら、真剣な表情でノートに記録していきます。


ワイナリー手記 2025年2月13日
本日はワイナリー前の道路:樹海ラインが通行止めになるほどの「大雪」に見舞われました。しかしながらワイナリーは休むことなく、生産を続けています。
「セイベル9110」を使用した新製品ワインの濾過工程の様子をご紹介します。ワイン造りの最終段階である濾過は、ワインの透明度を高めるだけでなく、風味を整え、バランスの取れた味わいを実現する重要なプロセスです。この作業では、プレートフィルターを使用し、タンク間で慎重にワインを移送しながら、不要な沈殿物を取り除いていきます。濾過の精度がワインの仕上がりに大きな影響を与えるため、細かな調整を繰り返しながら作業を進めていきます。
濾過作業では、ワインを圧力をかけながらフィルターに通すことで、微細な不純物を取り除き、クリアで美しい仕上がりを目指します。しかし、過度な濾過はワインの持つ本来の風味やアロマを損なう可能性があるため、最適なバランスを見極めることが重要です。そのため、スタッフは圧力の調整やフィルターの状態を常にチェックしながら、慎重に工程を進めています。
また、濾過機やホース、タンクなどの設備の衛生管理も非常に重要なポイントです。ワインの品質を守るためには、使用する機器が常に清潔であることが求められます。そのため、作業後には徹底的な洗浄とメンテナンスを行い、次の工程に備えます。こうした丁寧な作業を積み重ねることで、ワイン本来の美しさと味わいを最大限に引き出し、お客様に最高の一杯を届けることができるのです。




ワイナリー手記 2025年2月9日
雪深いあきたに春の訪れを告げる「秋田美桜ワイン」、「解禁」に向けの最終工程に入りました。
1年ぶりの醸造だった秋田美桜ワインも無事瓶詰工程を迎え、3/1(土)の解禁(販売開始)に向けて慌ただしく出荷準備を進めております
県独自酵母「秋田美桜酵母」の特徴をより引き出せるよう、「2024シーズン」の醸造では、過去の経過をもとに「発酵管理」を改良し醸造を行いました。
上品な果実の甘味と美桜酵母ならではの豊かな香りを感じられる、絶妙なバランスのワインにすることができました。
瓶詰をした日は外の冷え込みも厳しく、七滝周辺はまだまだ雪に閉ざされていました。
そんな中、ワイナリーの充填室のなかには少しだけ春の訪れが感じられる瞬間でした。
小坂七滝ワイナリーから、お客様のお手元に少しばかりの春をお届けできる日を待ち遠しく思っております。




ワイナリー手記 2025年1月21日
本日は当ワイナリーのテースティングをご担当頂いているシニアソムリエの小西先生をワイナリーテースティングルームにお招きし、いよいよ3月1日(土)解禁を迎える「秋田美桜」ワインの最終テースティングチェックを頂きました。
又、この後の出荷を控えている「小公子スウィート・プレミアム」、「岩木山葡萄」、「ペガサス・ブラン」、「ヤマソ―ビニオン」などもテースティングも行なって頂きました、小坂七滝ワイナリーでは小西先生のチェックを経て製品化にはいります。
秋田産スチューベンワインは明るいルビー色またはガーネット色、透明感のある軽やかな色調で、糖度が高く、蜂蜜のような濃い甘さを感じさせます。そこに「秋田美桜酵母」を加えることで、香味のバランスが良い華やかな香りを引き出すことが可能になり、醸造では早めで軽めの圧搾で、スチューベンの果皮からの影響を極力抑えて、フレッシュ・フルーティーでありながら穏やかテーストに仕上ています。
糖度の高いスチューベンを酵母と醸造がタッグを組み、上品で穏やかな甘さながらフレッシュ・フルーティーな味わいと、様々な香味を感じられるスマートな甘口ワインに仕上がりました。
小西氏は、一昨年の出来栄えに近く、香味のバランスがよく、果実としてのフレッシュ・フルーティなテイストも感じられる素晴らしい一品に仕上がっていると絶賛でした。
来月初旬からは「瓶詰」がスタートする予定です。


ワイナリー手記 2024年11月15日
金属のタンクが並ぶワイナリーの製造現場。清潔感のある環境の中で、職人たちの手が生み出すのは一滴一滴が大切なワインです。この日は、若手技術者の熊沢さんが中心となってタンクのメンテナンスと仕込み作業を行っていました。
熊沢さんは醸造3年目ですが、その情熱と努力で製造の中心人物として成長してきた人物です。この日も彼の真剣な表情が印象的でした。防護帽と作業服に身を包み、精密な機器を慎重に操作する姿からは、ワインへの愛情が感じられます。
まず熊沢さんは、ステンレスタンクに接続されたホースの状態を丁寧に確認していました。このホースは発酵中のワインを循環させたり移送したりするために欠かせない設備です。「ホースに詰まりがないか、劣化していないかは毎日チェックが必要なんです」と彼は話します。軽い調子の言葉の裏には、彼の誠実な姿勢が隠れています。
本日は、ワイナリーマーケティングディレクターの小西氏も視察に訪れ、彼の作業を見守っておりました。小西氏が「いい感じに進んでいるね」と声をかけると、熊沢さんは少しほっとした表情を浮かべました。若手としてチームを支えるプレッシャーの中でも、彼は自らの手で作り出すワインが多くの人々に愛される瞬間を思い描いているのでしょう。




ワイナリー手記 2024年10月8日
ワイナリーでは緻密なスケジュール管理の元で醸造工程を展開しております。夫々のぶどう品種や醸造するワインの特性に合わせてスケジュールを設定し醸造方法に合ったタンクや入荷するぶどうの数量によって滞りなく、業務を進めることが重要です。
入荷したぶどうを除梗・破砕なで醪を作りながら、予定したタンクに納める傍ら、既にタンクで発酵しているワインの状況を見ながらの温度管理や醸しなどが必要であれば、優先して取り掛かれるように臨機応変さも業務が重なるこの時期は重要になります。
本日入荷の横手産「ナイアガラ」は、本年度は希望する入荷量まで到達しない予定です。産地の横手市のナイアガラが例年通りの収穫量に達せず、ワイナリーへの入荷もその影響で減少します。
しかしながら、今回のナイアガラはフリーラン果汁100%を使用する「ナイアガラ・フリーラン・ブラン」として醸造する予定で、ファンの皆様が毎年楽しみにお待ちになっているアイテムなので、生産はするのですが、例年の半分以下の本数に留まりそうな状況です。




ワイナリー手記 2024年9月11日
8月下旬から始まった2024年度のワイン醸造ですが、本日より小坂七滝ワイナリー主力品種「ワイングランド」を原料にした「フリーランロゼワイングランド2024」と、毎年12月解禁の「ヌーヴォーロゼ2024」の仕込みがスタートしました。この製品では、ワイングランドのフレッシュ・フルーティなテイストを味わって頂くために「フリーラン」製法を取入れています。
「フリーラン」製法とは、原料を除梗破砕した後に機械による圧搾をせず、自重で潰れて流れ出る果汁のみを使用する製法です。果皮や種に圧力をかけずに採れた果汁から造られるワインは、雑味の無いフレッシュでフルーティなテイストに仕上がります。
山ぶどう系品種「ワイングランド」の爽やかな酸味とフルーティなテイストを感じて頂ける「フリーランロゼワイングランド2024」、「ヌーヴォーロゼ2024」にご期待ください。
また、先日小坂町に着任した地域おこし協力隊 石橋さんも作業に参加しています。ワイン製造工程をしっかり学んで頂き、ワイナリーの戦力として共に業務に励んでまいります。






ワイナリー手記 2024年8月27日
本日、ワイナリーに山ぶどう系品種「小公子」が本年度初入荷し、2024年度、小坂七滝ワイナリーの醸造工程がスタート致しました。
小坂七滝ワイナリーの主力アイテムの一つ、鴇地区で収穫された「小公子」が続々と入荷してきました、ぶどう園からワイナリーまでの距離はほぼ2キロほど、朝どれの新鮮な状態で運ばれてきます。
例年であれば9月初頭から収穫がスタートする「小公子」ですが、今年は現在、台風10号が迫っていること、安定した気候が続いたことでぶどう自体の品質も良好で、今年は2週間程前倒しで収穫をスタートしておりました。
収穫されたぶどうが一番最初に通る作業工程が【除梗・破砕】です、
ここで果梗(粒がついている軸の部分)から葡萄を外します。収穫された葡萄は、この機械に投入され、粒と果梗(かこう)とに分別されます。
機械の穴のあいたところに実が入り、ドラムが回転することにより、粒は下に落ち、果梗だけが機械の外に排出されます。
粒はこの後、破砕機械にかけられますが、この工程では、果汁が流出しやすいように、ぶどうの果皮が裂ける程度に軽く潰します。
本日は2304キロの除梗・破砕が完了し、殆どが「小公子スウィートプレミアム2024」として醸造されていく予定です。
梅雨時期の病気や長雨などの影響も殆どなく、気候が高かったことが幸いし例年より糖度が高く、原料としては申し分なく、今から出来栄えが楽しみです。




ワイナリー手記 2024年8月19日
2024年度は若干「猛暑」の影響は受けましたが、小坂町の山ぶどう系品種、収穫順に「小公子」、「ワイングランド」、「岩木山ぶどう」は概ね順調に生育しています。生育が早まっていることを受けて、早々に醸造準備の開始します。
収穫されたぶどうが一番最初に通る作業工程が除梗・破砕です、ここで果梗(粒がついている軸の部分)からぶどうを外します。収穫されたぶどうは、この機械に投入され、粒と果梗(かこう)とに分別されます。
機械の穴のあいたところに実が入りドラムが回転することにより、粒は下に落ち、果梗だけがそこに残ります。
そして粒だけになった葡萄を破砕させタンクに入れる準備をします。機械は常に清潔に保ち、故障などのないように気を使います。
本日は、阪急交通社様のバスツアーのお客様のご来社がございました。当ワイナリーのご案内をさせて頂きました。七滝などをご覧になり十和田湖へ向かわれました。快晴にも恵まれ楽しいご旅行になることをお祈りしております。




ワイナリー手記 2024年6月25日
山ぶどうワインを楽しむ会《開催》
関係人口拡大に向けた事業の一環として、首都圏在住者に向けて「山ぶどうワインを楽しむ会」を実施、
日時 令和6年7月19日(金) 18:30~20:00(受付18:00開始)
会場 アキタコアベース(東京都中央区京橋二丁目6番13号 京橋ヨツギビル1階)
実施内容
1)ア 小坂七滝ワインの説明
・小坂町の取り組み
・小坂七滝ワイナリーの特徴
・小坂七滝ワインの楽しみ方
イ 小坂七滝ワインの試飲及び特産品の提供
ウ 小坂町の観光情報紹介
・ワインツーリズムや小坂レールパーク、康楽館などの説明
2)アンケート
3)その他、観光パンフレットの配布
講師
小坂まちづくり株式会社 代表取締役 森浩美

ワイナリー手記 2024年6月5日
「郷」(季刊誌)夏号2024 Vol158にて当ワイナリーが「特集」として掲載されました!
「郷」とは県内一の購読者数を誇る魁新報様の新聞折込、コミュニティーマガジン、発行部数221,000部をカウントし、魁新報読者が毎回発刊を楽しみにしている季刊誌になっています。
「郷」では、秋田の自然、伝統、歴史、食文化、地元の人々の生活など、多岐にわたる内容が紹介されることが多く、これにより地元の読者や観光客に秋田の魅力を伝え、地域の活性化に寄与することを目的としています。
具体的な内容は、季節の特産品の紹介や、地域の祭りやイベントのレポート、地元の名所旧跡のガイド、地域で活躍する人々のインタビューなどが含まれることが多くなっています。
「郷」は郷土に根ざした誌面づくりを目指されており、県内一の購読者数を誇る魁新報とともに、発行部数、エリアカバー力、読者層など、地域色豊かなゆとりの情報誌として多くの指示を得ております。





ワイナリー手記 2024年5月20日
5/25(土)、5/26(日)開催の「これが秋田だ!食と芸能大祭典2024」に小坂七滝ワイナリーが出店いたします
オフィシャルサイトhttps://www.koreaki.jp/
会場:大屋根通り
時間:5/25(土) 10:00~20:00
5/26(日) 10:00~17:00
当日は会場でワインの試飲と、ボトル販売を行っております
イベントのお土産に是非お買い求めくださいませ
小坂七滝ワイナリーの自慢の商品をご用意して、皆様のお越しをお待ちしております!
※20歳未満の飲酒、ならびに飲酒運転は法律で禁止されています

