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小坂ぶどうの成長日記 「小坂ぶどう物語」最新2025Update
鴇地区の山ぶどう畑の日々の様子 「小坂ぶどう物語」
小坂ぶどう物語【やまぶどう系品種】new virsion2025
■「春の息吹が、枝先からあふれ出す」
|小坂町の葡萄畑に春到来!剪定後の枝から「樹液」が滲みだしました!!
静かだった葡萄畑に、ようやく巡り始めた命の気配。枝の切り口からにじむ樹液が、今年の始まりを告げています。ぶどう栽培の一年が、ここから始まります。
早春の葡萄畑では、剪定された枝の切り口から透明な樹液がにじみ出ています。これはぶどう樹が冬の眠りから目覚め、春に向けて活動を始めた証。気温の上昇とともに地中の水分を吸い上げ、その圧力で樹液が流れ出すこの現象は、「樹液の涙」とも呼ばれています。
このサインを見逃さず、栽培家たちはいよいよ今年の栽培計画を本格始動。気温や湿度、枝の伸び具合などを観察しながら、一本一本のぶどうの木と向き合い、秋の収穫に向けて準備を重ねていきます。自然のリズムに寄り添いながら始まる、丹精込めた一年の第一歩です。0412
ワイナリー物語「小坂七滝醸造所手記」最新2025Update
ワイナリーの日々の活動報告 「小坂七滝醸造所手記」
小坂七滝醸造所手記【活動報告】new viersion2025
■「一滴の恵みも、無駄にしない」
|葡萄の旨味を余さず引き出す、澱からのエッセンス抽出作業のご紹介です。
搾汁後に残る澱にも、まだ大切な風味が宿っています。圧をかけて取り出したエッセンスをワインに加えることで、より深く、豊かな味わいへ。
ワインタンクから回収された澱に圧をかけて、凝縮されたエッセンスを取り出す作業は、葡萄の旨味を最後の一滴まで無駄にしない大切な工程です。澱にはまだ香味成分が豊富に含まれており、このエッセンスをタンクのワインにブレンドすることで、コクや複雑さが増し、より深みのある味わいになります。
この作業は品質向上だけでなく、資源を最大限に活かすサステナブルな取り組みでもあります。わずかな量でもワインに奥行きと余韻をもたらし、長期熟成型のワインにも好相性。職人の丁寧な手仕事が、グラスの中に広がる豊かな風味を支えています。