小坂ぶどうの成長日記 「小坂ぶどう物語」

    2023/12/12

    鴇地区の山ぶどう畑の日々の様子 「小坂ぶどう物語」

    小坂ぶどう物語【やまぶどう系品種】new virsion2023 2023年度ヴィンテージ収穫後は、来るべく2024年度の収穫に向けた「準備」、冬が始まるこの時期、寒さと積雪に備えるための「剪定」が非常に大切な作業になります。この作業を怠ると次年度の収穫に大きな影響を与えます。小坂ぶどうの成長の様子をタイムリーにご報告して参ります。

    成長日記 2023年12月12日 天候:晴れ

    まだ雪が少ないおかげで作業はしやすくなっています。
    冷涼な地域なので、今年の猛暑は前半ぶどうの生育には良かったですが、さすがに暑すぎました。
    やはり成熟期に入ってからは高温障害による果実の日焼けや収穫前の雨での裂果が見られました。
    ということで、来年の豊作を願い現在作業を進めています。
    樹形を考慮しながら短梢、長梢で枝を残していきます
    同時に生育期間の状況を想像しながら新梢が混みすぎない枝の間隔を保ちます
    今年の生育状況をみて全体を強めに切り戻すのか樹を拡大していくのかがポイントです。
    地下部の根と地上部の枝のバランスを重要視しています

    【剪定作業①】
    【剪定作業②】
    【剪定作業③】
    【剪定後の枝】

    成長日記 2023年9月11日 天候:快晴

    9月も初旬が過ぎ、小坂の山ぶどう系品種の生育は順調です。収穫時期が山ぶどう系品種のなかでは一番早い「小公子」の収穫はほぼ完了し、9月中旬からは山ぶどう系主力品種のワイングランドの収穫時期を迎えます。
    ワイナリーに隣接するぶどう畑では「岩木山葡萄」がしっかり着色期を迎え、順調に生育しています。収穫は今月下旬を予定しており、これも例年より早いペースで推移しています。果実自体は傷みも少なく、サイズも平年以上、糖度も高く、2023年度ヴィンテージに期待が高まります。
    又、小坂町のぶどう栽培の第一人者宮館文男氏の「十和田湖樹海農園」では収穫を待つワイングランドはこちらも順調に生育しています。「岩木山葡萄」に比べるとぶどうの房が1.5倍ぐらいの大きくなり、立派なサイズになっています。
    こちらの農園では、小坂七滝ワイナリー以外のワイナリーにも山ぶどう系品種のぶどうを出荷をしており、トラックに積み込み完了次第出発です。

    【着色期後半】岩木山葡萄①
    【着色期後半】岩木山葡萄
    【収穫期】ワイングランド①
    【収穫期】ワイングランド②
    出荷作業①
    出荷作業②

    成長日記 2023年8月21日 天候:快晴

    8月も後半に入りました。

    秋田ワインの小坂七滝ワイナリーの主力山ぶどう系品種、小公子・岩木山葡萄は実止まりが確定し、一機に「着色期」に入っています。

    天候が安定しなかった昨年に比べると今年は「梅雨」も例年より短い期間で明け、その後は、快晴で高温の日々が続き、品質、収量とも期待できるビンテージになりそうです。

    例年9月初旬には収穫期を迎える「小公子」はほぼ着色が房全体に行き渡り、例年よりも早く今月末からの収穫期を迎えられそうな勢いです。

    少し遅れて例年9月中旬に収穫期を迎える「岩木山葡萄」ですが、こちらも順調に着色が進んでいます。小公子とは時間差があり、今のところ9月に入ってからの収穫となりそうです。

    山ぶどう系品種の順調な生育はワイナリーの仕込みスケジュールにも影響を与えることになりそうです。本年は前倒しで8月末から仕込みがスタートする予定です。

    一年にうちでもっともエキサイティングで活気に満ちた時期に突入することになります。

    【着色期】小公子①
    【着色期】小公子②
    【着色期】岩木山葡萄①
    【着色期】岩木山葡萄②

    成長日記 2023年7月16日 天候:雨

    先週金曜日開幕した「日本山ぶどうワインコンクール」本日が最終日となりました。先週から秋田県全域は発達した梅雨前線に覆われ、多量の降雨による土砂災害警報などが各地域で出され、一部河の氾濫や土砂崩れなども確認されている状況です。
    幸いにも小坂鹿角地区は、降雨は確認されていますが、災害などの危険な状態ではなく、滞りなくコンクールは無事終了となりました。
    さて、
    ぶどう畑の様子です。梅雨の真っ只中ではありますが、生育は順調です。現在は、ぶどうの花も終わり、今年の【実止まり】が確定し、しっかりとしたぶどうの実を確認することができます。
    葉の色も健康そのものです。新梢も伸び、ぶどうの実もボリュームが付だし、徐々に枝が垂れ下がり棚にしっかり納まるようになってきました。
    梅雨明けを迎えるまで、低温や病気のケアが重要です、気の抜けない日々が続きます。
    これからぶどうたちは、今月末~来月初頭にかけての果実肥大期を迎えます。

    【実止まり】岩木山葡萄①
    【実止まり】岩木山葡萄②

    成長日記 2023年6月16日 天候:雨

    この時期の小坂町のぶどう畑は、ぶどうの花の開花期を迎えていますが、同じ品種でも今年はまばらに開花してるという状態です。ヤマブドウ系品種は品種によって開花のタイミングが異なります小公子、ヤマ・ソーヴィニヨン、岩木山ぶどうなどは開花の時期が比較的早いのですが、一斉に開花というところまではいっていません。この後、ワイングランドの開花が始まります。
    今作業の中心は、ぶどうの複葉の摘出です。なるべく本葉に栄養を行き渡らせるために、欠かせない作業になります。ぶどうの花も目立つようになりこれから開花が進み何事もなく落花を迎えることができればぶどうにとってはベストな状態になります。
    梅雨のこの時期は、難敵「灰色カビ病」に注意する必要があり、気の抜けない日々が続きます。

    複葉の摘出作業
    開花を迎える岩木やまぶどう

    成長日記 2023年5月18日 天候:晴れ

    快晴の天気の元、ぶどう園は「展葉期(葉が出る)」を迎えています。
    例年に比べて温かい日が続いているので、この時期にしては「葉」の数が多くなっています。

    展葉の葉がまだ少ないこともあり、「芽かき」作業というところまでは行っていません、
    又、朝晩冷え込むこともあり、突然の雹などに見舞われる時期でもあります、状況を見ながら「芽かき」のタイミングを図ります。
    今月末にかけての展葉が3枚~5枚になったあたりには、ぶどうの枝も成長期に入るので、「芽かき」と枝の「誘引」作業が同時進行で行われる予定です。

    現在展葉は1枚~2枚
    月末頃には展葉の数も増え枝も伸びます

    成長日記 2023年4月13日 天候:晴れ

    2023年度の「小坂ぶどう物語」が本日よりスタート致します。
    例年に比べて春の訪れが一か月ほど早まり、既に肥料や土壌改良資材の投入も完了しており、「種枝誘引」の真っ最中です。

    今年は4月の半ば過ぎですが、木々には樹液が滲みだし、既に萌芽期(芽が出る)を向かえております。
    まだまだ小さくかわいらしい芽ですが、5月に入ると一機に成長を始め、展葉期(葉が出る)を迎えます。
    冬の剪定、春の種枝誘引、そしてこれから始まる芽かき作業は全て連動することが大切です。
    収穫時期には理想の生育となっていることを目標に農家の腕の見せどころになります。

    種枝誘引
    萌芽※まだまだ本当に小さいです

ADDRESS

ACCESS
  • 〒017-0203 秋田県鹿角郡小坂町字上向滝ノ下22
    TEL

    0186-22-3130

    FAX

    0186-22-3184

見学お申し込み・お問い合わせ

TEL

0186-22-3130