小坂ぶどう物語【やまぶどう系品種】new virsion2022

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山ぶどう系品種 成長日記
2022年12月8日 天候:時々雪

本日はぶどう栽培講習会で「剪定」を行いました。
小坂町でのぶどう作りにおける基本的な考えを確認してから実技に入ります。
「毎年しっかりとぶどうを実らせて収穫することが最終目的です。」
この作業が終わるとぶどう栽培の1年が終わります。
あとは雪国なので棚が潰れないように春まで見回りは必要です。
来年は気候に恵まれ豊作になることを期待します。

すっかり雪一面になったワイナリーに隣接する葡萄畑
実際の作業に入る前に先輩からの指示を確認
葡萄に向き合いながら慎重に剪定をすすめていきます
剪定が終了した後のぶどうの枝の山

山ぶどう系品種 成長日記
2022年9月21日 天候:晴れ

山ぶどう系品種の中でも、収穫時期の比較的早い「小公子」の収穫は終了し、現在は、「十和田湖樹海農園」の主力品種「ワイングランド」の収穫がピークを迎えています。

小坂七滝ワイナリーとも連動しておりますが、こちらの収穫がスタートすると、ワイナリーでは一機に「ヌーヴォー2022」の仕込みがスタートします。

収穫は品種によって変わることはないのですが、全て手作業で一房一房丁寧に収穫していきます。 ここでも特に気を使っていることは、傷みかけた粒をうっかりカゴに入れてしまわないようにすることです。 傷みかけたぶどうの粒は、繊細なワインの風味に影響します。

食用ぶどうの収穫と一切変わらぬ注意を払ってワインぶどうの収穫に集中します。 機械化や自動化と叫ばれていますが、美味しい、品質の高いワインの原料となるぶどうの栽培→収穫は手間と時間を惜しみません。

一房一房丁寧にハサミを使って切り取りカゴへ
粒と粒の間に隠れた小さな傷みの粒も見逃しません
一房一房丁寧にハサミを使って切り取りカゴへ
粒と粒の間に隠れた小さな傷みの粒も見逃しません

山ぶどう系品種 成長日記
2022年9月21日 天候:晴れ

山ぶどう系品種の中でも、収穫時期の比較的早い「小公子」の収穫は終了し、現在は、「十和田湖樹海農園」の主力品種「ワイングランド」の収穫がピークを迎えています。

小坂七滝ワイナリーとも連動しておりますが、こちらの収穫がスタートすると、ワイナリーでは一機に「ヌーヴォー2022」の仕込みがスタートします。

収穫は品種によって変わることはないのですが、全て手作業で一房一房丁寧に収穫していきます。 ここでも特に気を使っていることは、傷みかけた粒をうっかりカゴに入れてしまわないようにすることです。 傷みかけたぶどうの粒は、繊細なワインの風味に影響します。

食用ぶどうの収穫と一切変わらぬ注意を払ってワインぶどうの収穫に集中します。 機械化や自動化と叫ばれていますが、美味しい、品質の高いワインの原料となるぶどうの栽培→収穫は手間と時間を惜しみません。

一房一房丁寧にハサミを使って切り取りカゴへ
粒と粒の間に隠れた小さな傷みの粒も見逃しません

山ぶどう系品種 成長日記
2022年8月24日 天候:晴れ

例年より若干前倒しですが、本日より山ぶどう系品種「小公子」の収穫が始まりました、小坂町のぶどう栽培の第一人者宮館文男氏の「十和田湖樹海農園」の収穫の様子をお届け致します。

当農園では全て手作業で一房一房丁寧に収穫します、
収穫して配送するまでに、もっとも気を使うのが、傷みかけた粒を取除く作業です。一房一房、丹念にチェックして、傷みかけた粒は手作業で一粒一粒ハサミで切り落とします。 外観では問題ないように見えても、房の中の方に隠れた粒も確認し、丁寧に籠の中に並べていきます。

傷みかけた粒が葡萄の中に入っていると、ワインの出来栄えに大きく影響します、地味で時間のかかる工程ですが、気の抜けない作業が行われています。

8月初旬~お盆頃までの長雨が影響して、葡萄の出来は例年より少し小ぶりにはなっていますが、美味しいワインをお届けするために、様々な山ぶどう系品種が収穫を迎えるこの時期から9月末までは気の抜けない日々が続きます。

一房一房丁寧にハサミで収穫
傷みかけた粒はハサミで一粒一粒切り落とします
早朝~夕方遅くまで作業は続きます
収穫を待つ山ぶどう系品種「小公子」
ワイナリーに運ばれる前に、一旦冷蔵庫に
過去の実績と今年の出来栄えを比較
葡萄の出来栄えを細かくチェック
丁寧に収穫された「十和田湖樹海農園」の小公子

山ぶどう系品種 成長日記
2022年8月18日 天候:雨

今年の異常気象はひどいですが、それを補うのが栽培技術です。しかし、技術で補えないほど悪天候が続いております。
山ぶどう系品種はそれでも逞しく結実をし、着色し始めました。

山ぶどう系品種を育成した故澤登晴雄氏はよく「品種に勝る技術なし」と言っておりましたが、それを実感しています。

6月~7月の開花期に雨にあたった品種は少しバラ房で収穫量は落ちそうですが何とか今年も良い品質のぶどうでワインが作れるように手を入れています。

現在、日光が葉や果実にしっかり当たるように夏期剪定の仕上げの最中です。

夏期剪定では長く伸びた新梢の先端部を落としたり、副梢の除去をします。

山ぶどう系品種はよく伸びますのでこれをやらないと棚は真っ暗。

着色不良や糖度が上がらないということにならないための作業です。

山ぶどう系品種「小公子」着色期①
山ぶどう系品種「小公子」着色期②
山ぶどう系品種「岩木やまぶどう」着色期①
山ぶどう系品種「岩木やまぶどう」着色期②

山ぶどう系品種 成長日記
2022年7月13日 天候:曇り

梅雨明け前なのですが、このところは連日、快晴の日々に恵まれました、本日は曇り空で、時折、弱い雨が降るお天気です。

先月中旬~今月初頭に続いた雨の影響でしょうか?例年に比べて成長のペースが少し遅れているような印象です。梅雨明け宣言が待ち遠しいところですが、

本日以降は、しばらく雨交じりの天気予報になっており、ぶどうの難敵、この間の冷温や湿気が心配です。この時期はとてもナーバスになります。発育不良や様々な病気に気を使います。

現在は、ぶどうの花も終わり、今年の【実止まり】が確定し、しっかりとしたぶどうの実を確認することができます。

葉の色も健康そのものです。新梢も伸び、ぶどうの実もボリュームが付だし、徐々に枝が垂れ下がり棚にしっかり納まるようになってきました。

梅雨の間の貴重なお日様を少しでも有効活用するために、出来るだけ枝が重ならいように棚に誘引する作業がとても重要になります。

これからぶどうたちは、今月末~来月初頭にかけての果実肥大期を迎えます。

山ぶどう系品種「岩木やまぶどう」実止まり①
山ぶどう系品種「岩木やまぶどう」実止まり②

山ぶどう系品種 成長日記
2022年6月22日 天候:快晴

この時期の小坂町のぶどう畑は、葡萄の花の開花期を迎えています。ヤマブドウ系品種は品種によって開花のタイミングが異なります。小公子、ヤマ・ソーヴィニヨン、岩木山ぶどうなどは開花の時期が比較的早く、開花を過ぎ、既に落花している品種もあります。
例年6月20日頃を目途にするとワイングランドがこれから開花を迎える品種となります。

葡萄が開花を向けるタイミングでは、葡萄の木にも変化が見られるようになります、葉の色が今までの目の覚めるようなグリーンから徐々に黄化し始め、新梢なども一時期、伸びのスピードが遅くなります。この兆候が出てきたら、開花を迎える合図となります。

一方、この時期、天候に恵まれて開花~落花を迎えることができれば、ぶどうにとっては誠に有難いのですが、タイミング悪く、底冷えや雨が続いて気温が上がらない日々が続き、開花~落花と重なってしまうと難敵「灰色カビ病」に注意する必要があります。

発生してしまうと、ぶどうの花が咲く前に落花してしまい、結果に大きく影響し、大きな損害を被る危険性がある怖い病気です。

この開花~落花の時期を乗り越えるとまた一機に新梢が元気を取り戻し、成長が加速します、葉や房などに万遍無く日光の恩恵を受けられるように、「新梢誘引」が欠かせない作業になります。

さらに7月・8月には結果期~硬核期を迎え、ぶどう畑が一機に紫色一色になる時期が訪れます。

「新梢誘引」で葉や房に日光を当てる
山ぶどう系品種岩木山ぶどう(満開後期)

山ぶどう系品種 成長日記
2022年5月30日 天候:快晴

ぶどう園は展葉3枚~5枚となり、芽かきや誘引作業の真っ只中です。

最終的な枝の配置をイメージし、新梢の伸びを揃えながら、混み過ぎない程度に芽を残していきます。

さらに真っ直ぐ伸びた新梢は風で煽られて折れることもあるため、【捻枝】という技を使い棚に誘引していきます。

冬の剪定、春の種枝誘引、そしてこれから始まる芽かき作業は全て連動することが大切です。

葉や花にも日光が満遍なく当たるようにしつつ、収穫までの作業をしやすく仕上げるのがコツです。

※【捻枝】
真っ直ぐ伸びた新梢は風で煽られて折れることもあるため、第2節か第3節の付近を捻って棚に誘引します。

芽かき作業①
芽かき作業②

山ぶどう系品種 成長日記
2022年5月11日 天候:快晴

ぶどう園は雪解けとともに棚の補修。

種枝の誘引も行い4月末までに肥料や土壌改良資材の投入を完了します。

5月に入り萌芽期(芽が出る)を向かえ、間もなく展葉期(葉が出る)に入るところです。

冬の剪定、春の種枝誘引、そしてこれから始まる芽かき作業は全て連動することが大切です。

収穫時期には理想の生育となっていることを目標に農家の腕の見せどころになります。

誘引作業①
誘引作業②